過激なレプリカ

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八乙女光10000字インタビュー2度目~2017年12月号~

MYOJOの光くんの10000字読んだ。
ここ数年、光くんについて悩んでいた二択について答えを出せたなとすっきりしたことがあるので、今の気持ちを書いておく。
10000字の感想っていうよりも、ここ最近の光くんについて思ってたことの総括的な話。年末でもないのに。
いつものことなんだけど、10000字に迫る勢いで長い。誰からもインタビューされてないのに勝手に10000字というセルフプレイ。

 

◆安堵


読むまでとっても緊張してた。
ここ数年を振り返ると、幸福の絶頂は2015年ツアーと24時間テレビで。
そこからは、2016、2017と、正直ネガティブな気持ちになることもあった。

10月16日に更新されたジャニウェブの日記コーナー・ひかぺでは、8年目・9年目あたりで「楽しい10周年を迎えることが出来るのかな」と悩んでいたと言っていたけど、そう思っていたのは私のほう。
光くんが何故そう思っていたのか、想像はいくらでも出来るけれど、10000字では一切触れられなかったので結局分からずじまい。

人間って意地汚いもので、苦労話にはどうしても求引力があって、話題にもなる。
10000字はそういう好奇の目にさらされる企画だ。私だって、そんなに日頃興味を持っていないメンバーでも10000字だけは読んじゃうし、すごく気になっちゃう。野次馬ババアです。
今回のツアーのMCで、山ちゃんが突然薮くんに「このメンバーでやるってなったとき、正直どう思った?」って重すぎる質問を投げかけたとき、裕翔くんが「何これ!?10000字インタビュー!?」ってツッコんだのは痛快だった。10000字、最早重さの代名詞。

だけど!光くんの10000字に、そんな毒気は一切なかった。
あっさり。さっぱり。マイペース。穏やか。
ひかぺでふれた悩みだけじゃなく、悲しいこと、つらかったこと、そういうマイナスなことはほとんど語られていなかった。

ものすごく安心した!!
1度目の10000字を読んだときにもこんな風に思ったことを同時に思い出した。
罰ゲームみたいにわさびたっぷりのお寿司を食べる気満々で来たのに、お粥出された感じよ。優しい~あたたかい~!!

もちろん、口にしてないからと言って何も苦労がないわけじゃない。
今回はひかぺでふれていた以上、何かに悩んでいたということは確実なわけで。
だけど、光くんがつらいこと何も言わないなら、こっちも「オッケー!」って感じ。り!って感じ。り!って了解の意ね。強引な若者言葉。多分もう古い。

光くんが今年のツアーのラスト公演で泣き出したとき、反射的に「光くん、つらいことたくさんあったんだろうな」って思ってしまったし、涙の後にそういう言葉が続くんだろうなとドキっとした。
だけど光くんの口から搾り出されたのは「ライブ、楽しかったぁーっ…」って言葉。

いやいや、キラキラしすぎかよ。最近光くんが綺麗すぎて、もう流れ星か光くんか分からない。見間違える。

綺麗なものだけを見せて夢の中にいさせてくれる光くんに本当に感謝してる。
アイドルのプロだと思う。
つらいことを吐露して弱みを見せてくれるアイドルもまたプロだけどね!\みんなちがってみんないい!(CV:有岡大貴)/

たとえば、今年のツアー、その地域の公演が終わるたびに毎回必ずひかぺを更新してくれたこと。
作業自体は誰でも出来るけど、やろうと思ってやり続けることは誰でも出来ない。
こういう営業努力、仕事に対する芯の強さと誠実さを見ていると、アイドル八乙女光っていう着ぐるみの中身がどんな人間であろうが、こっちは絶対何も言う権利ないなってレベル。
いつかこの先万が一、光くんのプライベートがいたずらに暴かれるようなことがあったとしても、ここまでちゃんと仕事をしている人間に絶対何も言えないよ。って最近とてもとても、思う。
はい、予防線完了。未来の私、何があっても自分で言ったことを守れ。

 

◆二択


ここ数年、本当にどうでもいい、そして答えのない禅問答のようなもので悩んでた。
光くんに対して「人間として幸せになってほしい」のか「芸能人として幸せになってほしい」のか。

もう辞めてしまった会社の同期の話なんだけどね。っていきなり自分の話!?って感じだけど、ほんとちょうどいい例え話として挟ませてもらうよ。

深夜2時にタクシーで帰宅して、朝普通に9時に出社してっていう生活が続いていた新入社員の頃。(モノローグ鬱陶しい)
実家に住んでいるはずの同期が、朝遅刻してくることが何度かあった。
何故実家なのに遅刻してくるのか、すごく疑問だった。だって、普通親が起こしてくれるよね?って。自分の娘が遅刻して会社に迷惑かけたり先輩や上司から嫌われたら嫌じゃない?

同期に聞いたら、衝撃的な答えが返って来た。
彼女の親は、深夜遅くに帰って来て朝眠っているその子を、可哀想で起こすことが出来ないと。
こんなに頑張ってるのに、短い睡眠時間で起こして鞭を打つようなことは出来ないと。

その発想はなかったー!!!!!ってものすごくびっくりした。
でもこれは「社会人として、その会社の人間として幸せになってほしい」という気持ちよりも「人間として幸せになってほしい」が勝った結果。親として1つの正しい答えだ。

こんな話を思い出しながら悩んだ「人間として幸せになってほしい」or「芸能人として幸せになってほしい」という選択。

今回の10000字の表紙には、今回のインタビューで聞いてほしいことをTwitterで募集したところ「現在の八乙女のキャラクターを心配する声が多数」届いたと書かれていた。
光くんのファンは、いわゆるモンペが多い気がする。他のメンバーもそうかもしれないけど、相対的にじゃなく絶対的にね!
光くん自身が「つらかった」って言わない分、ファンが「つらかったよね」って脳内で補足してしまう瞬間もあるはず。
10年でメンバーとの関係性、光くんのキャラクター、仕事に対するポジション、大きく変わったものがたくさんある。ファンが何か思うのは当然だ。

光くんはメンバーからも番組からもいじられることが多い。
将来ハゲる。猫が嫌いなのに催眠術で触れさせられる。友達がいない。バカ。ダンスの覚えが悪い。おじいちゃん。
並べるとなかなかひどいよね!?自分が言われてるわけじゃないのに心が痛むこともあった。

「人間として幸せになってほしい」なら、「ひどい!こんなこと言うのはやめて!」だし。
「芸能人として幸せになってほしい」なら、「たとえ傷つくことがあっても全部笑いや自分の武器に変えろ、上手く返せ!」かな。
いや、芸能人として幸せになってほしいとしても、「別の仕事をしろ!こんな風に言われる筋合いはない!」って考えもあるかもしれない。だけどね、選べる立場じゃない。どんな瞬間も、1つひとつがチャンスであり勝負。今のいじられてるポジションを「これは要らない」って捨てて他の仕事を選べる立場ではないはず。

そんなことを1人でぐるぐると考えていたんだけど、10000字を読んで答えが出た。
私は、光くんに、「芸能人として幸せになってほしい」!!!

光くんがメンバーに「いじってほしい」「いじってくれ」って伝えてるという話は今までもよく出ていたけど、勝手に、大丈夫?無理してない?とどこか信じられないときもあって。
10000字でもいじられることに対してどう思うかと聞かれると「俺はねえ、ちょーうれしいよ」という言葉が第一声だったけど、恐らくたくさん心配の声が届いたことにライターさんから「イジられてる光くんを見て、やきもきしてるファンもいると思うよ」という鋭い切り込み。だけど、光くんはさらに重ねる。

ハハハハハハ。見えたまんまでいいんですよ。俺らって、どこに行っても本当に楽屋のまんま。イヤならイヤって言ってるしね。そういう関係性は築けてるから。俺が笑ってたら、それは本当に楽しいからだよ。

この一連の流れを読んで、疑い深い私の「こんなこと言ってるけど本当は傷ついてるときもあるんじゃないの」っていう気持ちが晴れたわけではない。
心を動かされたのはそっちじゃない。

光くんが、この件に関して超頑固だってこと。

柔軟で影響されやすくて流されやすい、光くんにはそんな印象を持っていたけど、いじられるというキャラについては、絶対に嫌って言わないっていう頑固さを感じる。
数年前は「メンバーのいじりがキツくなってきた(笑)」って書いてることも多かったし、今も笑い話としてコメントしていることはあるけど、ファンが心配しているレベル、つまり笑いにならないレベルに話が及ぶと「全然そんなこと思っていない」というかたくなな態度。
優しい光くんのことだ「そう思ってくれるのは有難いよ」みたいな言葉があってもいいところ、なかったこともあり、このキャラを嫌がってるって絶対にそう思われちゃいけない、絶対にそう思われたくない、つまり本当にそう思っていない、そういう頑固さを勝手に受け取ってしまった。いつも勝手に受け取る。ヲタクにエスパー行為は厳禁だよ!!!分かってるけど勝手に受け取った!!!エアメール!!!!!!!

だから私はまた「オッケー!」って言うだけだ。
「見えたまんまでいいんですよ」はつまり「見えたまんま以外のことを類推してはいけない」ということでもあると思う。
いや、そもそもどう見えてるか自体人によって違うかもしれないけど(笑)。

いじられてる光くん、大好きだよ!
本当に楽しいから笑ってるその笑顔をこれからも見せてね!!!

 

◆愛情


ここまで、まるで光くんがいじられてることに不平不満を持っているかのように書いてきたけど、実は全く違う。
私は、いじられてる光くんに対して「ちょーうれしいよ」って思ってる側の人間だ。
何せ、光くんのこと悪く言うなお前なんてファンじゃないって年イチくらいで知らない人から怒られるくらい光くんにツッコんでいくタイプの人間だからね!!

過去の光くんって、周知の通り本当にメンバーに怖がられてた。コンサート中も、メンバーと目が合ってなかった。
以前貼ったものをまた貼るけどこんな感じ。

 

過去の関係性資料(1)
MYOJO2012年11月号より。
http://www.twitlonger.com/show/n_1snavbp


過去の関係性資料(2)
同じく2012年秋、高木くんと知念くんのフランス旅トークより。
http://www.twitlonger.com/show/n_1snfbfo

 

光くんマジで2014年までこんな感じだった。だから光くんがメンバーにいじられるようになったこと、私は本当に本当に嬉しかった。

それに、私も光くんを見ていて「間違ってるよ?」って思うことがとても多かったので、皆がそこに触れないよりも、ちゃんとツッコんでくれるほうがすっきりもするし(笑)。
デビュー出新規の私は、光くんは、笑いを取りに行くときもあるけど、基本的にはツンッ!キリッ!としたキャラだと思い込んでいたから、好きになって少し経ったとき雑誌で「メンバーが選ぶ天然だと思うメンバー」に選ばれていたときには、え?どうして…?ってびっくりしたな。騙されてた期間長かった。基本、私の目は節穴です。

というわけで、メンバーにはこれからも光くんのこと、いっぱいいじってほしい。
光くんはそれをちゃんと笑いに変えてほしい。

でも、そこにもう1つ私の願いがある。
今年のI/Oツアー、8月16日の福岡2部公演でこんなくだりがあった。

薮「とんこつラーメン食べたからとんこつ臭したらごめんね!」
山田「八乙女さんはポンコツ臭だけどね!」
光「10年でdisるようになったよね~」
薮「光、disりじゃなくて愛情」
JUMP\半分ほんと/
光「えっ!?複雑カオス!」
JUMP\何それw/
薮「俺好き!(爆笑)」

MC中のある微笑ましい会話なんだけど、薮くんがぱっと挟んだ「disりじゃなくて愛情」って言葉。
光くんの「disるようになったよね」って言葉は全くトゲなんてなくて、ほんとにごく普通の相槌みたいなものだったんだけど、それをさらにまろやかにする、薮くんのフォロー。優しい一言だ~!
逆にね、山ちゃんが光くんに「それはどうかと思う!」ってツッコんだときには、薮くんが「何で?微笑ましいじゃん」って光くんをかばってくれたりもして。薮緩衝材宏太さま~!!

JUMPのメンバーが光くんに対してちゃんと愛情を持っていじってくれてるのは分かってるけど、やっぱり、もっともっと、そういう愛情を感じたい!
雑誌での、メンバーの中で優しいと思う人、とか、メンバーの中で尊敬できる人、とか、メンバーの中で~なところが好きな人、っていう年100ペースで見かける質問で、光くんはあんまり名前が挙がるほうではない。
バカで可愛いって最近よく言われるようになったけど、そこに、グループ結成当初に持ってくれていた「尊敬」や、薮くんがフォローしてくれたような「愛情」を感じたい。
それはただ単純な理由で、私が好きな人、が、好きな人たちから好かれるところを見たい、それだけの話!君と好きな人が100年続きますようにってだけの話!

よく他担のお友達から「光くん愛されてますね~」とか言われるけど、なかなか頷くことができない。愛されてないとは決して思ってないけど、知念くんとか、有岡くんとか、高木くんが羨ましいもん。もっともっともっとメンバーに光くんのこと愛してほしいし、何より、仕事の面で尊敬してほしい。何より、メンバーから尊敬されるような大きな仕事を、光くんにもしてほしい。

 

◆信頼


光くんって本当にメンバーのこと好きだな!って今年のツアーで強く感じた。
殺風景を経て、2014年のツアーからメンバーとのアイコンタクトが極端に増えた光くん。

今回のツアーでは、さらに光くんの視野が広がった気がする。
自分が関係ない、メンバーとメンバーがはしゃいで絡んでるところを、にこにこ見ているときが物凄く多かった。
ツアー中ついったーで、例えば「●●くんと△△くんがあの曲でこんなことしてた!」みたいなレポを見て、あーそんなことしてるんだ、面白そうだから私も次光くんから目を離してそっちに注目してみようかな?と思って次の公演でそっちを見ようとしたら、光くんもそっちを見てるっていう。で、爆笑したり、近くのメンバーと笑い合ったり。

にこにこして、メンバーを見ている光くんがたくさん見られて本当に幸せだった。
「楽屋で皆がはしゃいでるのをニコニコ見ている」そんな話が以前あったけど、それがステージ上でも見られたなと。
今までだって十分に楽しかったコンサート。メンバーとの絡みによって表情をころころ変える光くんが見れるようになって、もっともっともっともっと!!楽しくなった!!

1度目の10000字で「僕自身がJUMPの一番のファンかもしれない」って言っていたときは、そう思ってることが本当だとは思えたけど、根拠として見える態度がなかったから、何となく腑に落ちなかった。だけど今なら、実感を持って「光くんって本当にそうだよね!」って心から納得できる。

10000字を読んで、その光くんのメンバーへの想いが、ただ馴れ合いの好きじゃないことが分かってぐっと来た。

圭人には「貪欲」、知念くんには「集中力」、裕翔くんには「努力」、山ちゃんには「プレッシャーの中引っ張ってきた」、有岡くんには「繊細」、高木くんには「真面目」、伊野尾くんには「責任感が強い」とそれぞれ言葉を残した光くん。
これきっと全部、光くん自身が仕事をするうえで大事にしていること!
自分の仕事の軸になっているかもしれない言葉で仲間のことを評しているのを見ると、仕事の仲間として心から皆を信頼してるんだろうなと思うことが出来た。

心配だったメンバーが、いつの間にか「尊敬に変わっていた」と10000字で聞けたけど、これからはライバルとして、逆に自分がまた尊敬される存在になりたいと、貪欲に思ってほしいな。尊敬されるような大きな仕事を、光くんにもしてほしい。(20行ぶりくらい2度目)

 

◆革命

俺、次に起こるのは薮革命だと思ってる。俺ん中で薮って本当にすごい人間だから。人間性も知識量もすごい。薮革命が起きるのが、俺は今から楽しみ。いつになるかの問題で、起きるのは間違いないから

はいここで鳥肌。やばい。重い。
光くんから薮くんへの思いって、最早すりこみに近いと思う。
ずっと隣にいる人のことをここまで人を盲目的に信じられるって本当にすごい。

さっき書いた、メンバーへ残した言葉のところ、8人に対しては光くんが仕事をするうえで持っている気持ち・性質かなって思ったけど、薮くんに対する「人間性も知識量もすごい」は自分のことを話すのに絶対出て来ない言葉だから。
人間性を褒めるって、人間として信頼している感じ、すごくいいな~。

この後ふれるけど、山ちゃんから「俺らは下に見られてる気がして」って話をしたとき、「俺」じゃなくて「俺ら」って使った光くん、ここでも自分と薮くんを対象にしたのかなって。

私は伊野尾革命は絶対に起きると思っていて、それだけのポテンシャルを伊野尾くんに感じていたのは、フィルタなんてかかってなくて、冷静にそう思っていたつもりでいる。
薮革命が起こると確信している光くんは薮くんへの想いが強すぎて、同じようにノーフィルタで冷静だとは思っていないけど、私も薮くんが好きな人間の1人として、光くんと共にそのときを楽しみにしたい。むしろ光くんのためにも薮革命を起こしてほしい!!!悔やんでも!愛は永遠!この愛こそが!ヤブカクメイ!!!(ずさんな替え歌)

ツアーのパンフレットでは「光は俺がいて良かったと思ったほうがいいよ(笑)」ってパンフで言っていた薮くん。思ってるに決まってるじゃん、今更何を言ってるんだ!?と思ったけど、そう思われたいって気持ちのあらわれなのかと思うとすごく愛おしい。薮くん!!光くんのこのくだりを読んでどう思いましたか?感想待ってまーす!!

 

◆薮光


いや今その話してたやん改めてこのテーマかいって感じなのですが、やぶひかサシメシ2016について!
薮くんの10000字インタビューでやぶひかのサシメシの詳細が語られたけど、今回光くんからも詳細が。
薮くんへのスイッチが切り替わったことの1つにオリラジさんの存在があったとはびっくり!(笑)確かに、ロケでオリラジさんを見てメンバーに会いたくなるって大ちゃんと話すことがあるって言ってたけど、まさかお笑い芸人の「コンビ像」を自分と薮くんに当てはめていたとは…ありがとうオリエンタルラジオさま。最近お笑いコンビの方もバラ売りが多いから、オリラジさんのようなコンビスタイルは稀有な存在なのかもしれない。

薮くんの話だと、光くんが友達が少ないって言い出したときに「だったら俺が友達になってやるよ」と薮くんから言い出したって感じだったけど、光くんから「友達になってくれ」って言ったのか。口ベタな光くんが自分が言ったことに対してなぜかそう言ってたって、ちょっと失敗した感覚なのが面白い。
薮くんがうんって言ってくれなかったらどうしてたんだろうって今思うとぞっとするって、そんな深刻な話なのか?と。そこまで薮くんとの関係に繊細な感情を抱いていたのが意外だった。友達になってくれって冗談めいた笑い話では?やだよ~って笑われても成立するような気がするけど?光くんが深刻なトーンなのが不思議というか新発見というか、驚いた。


ある程度ベールに包まれていたデビューのときの本音は、10年間で、少しずつ、少しずつ具体的になってきた。
今回語られた、そのときのスタッフさんとの話が、ドラマみたい。交わされた会話だけじゃなくて、そのときのことを話す光くんの説明、妙に情景が浮かぶというか。2人が目を見て頷いた様子、ドラマのワンシーンのように浮かぶ。「あの瞬間の薮の表情は忘れない」って言うくらい、光くんにとって忘れられない記憶だからこそこんなに鮮明に語られているのかな。

薮と俺は目を合わせてうなずき合ったんですよね。コクンって。あの瞬間の薮の表情は忘れない。一瞬だったけど、あの瞬間だけで、俺たちは長い長い会話上の会話をした気がして。JUMPになることは、俺たちにとってどういうことか。何を背負い、何を手放さなければいけないか。一瞬でおたがい理解し合ったというか。“お前といっしょなら”って、これから起きるだろういろいろなことを受け入れて、背負おうって決意した瞬間でもあったって俺は思ってる

はードラマすぎる。
ここで出てきた「背負う」という言葉。
2009年の天国ドーム、「その背中には何を背負う?」っていうBorn in the earthの歌い出しで泣きだした薮くんを思い出してさらに、はードラマ化しよ!テレ東さんで制作しよ!ってなる。

 

◆犠牲


この後光くんが別のくだりで「何かをするために何かを犠牲にしなくてもいいって思えるようになったのかもしれない」と言っていて、いやいや、これまでは「何かをするためには何かを犠牲にすることが当たり前」と思ってたのかいって衝撃。いや、衝撃というよりは答え合わせ。ですよねー感。この思考ってThe八乙女光じゃない!?とぞっとした。

自分の芸能活動のために家族の環境が変わったこと、JUMPのためにYaを手放したこと、バラエティを頑張りたいから芝居をやりたい気持ちを忘れなきゃいけないってこと。
光くんの人生を辿ると「何かをするためには何かを犠牲にしなくてはいけない」この思考に縛られるのも当然だという気持ちになってくる。光くんを読み解くヒントをもらった感じ。
2014年、舞台「殺風景」中にほぼ毎日更新していたジャニウェブの連載「光る日常」vol.24でこんな一説があった。

ヒルナンデスではモノマネとかやって、東京ドームではアイドルで、どんな精神してるの!?って言われました笑
そうですよね?って思いながら爆笑しました。笑
自分の持つ夢を叶えるためには、まだまだ色んな事を、たくさん苦しみながらじゃないと簡単には叶わないし、届かないと思ってるし、自分だけの力ではなく、周りのサポート、応援してくれるファンの方達あっての自分なので、とにかく…!ってなっていたら、そんなツッコミが来ました笑
夢を叶えるために必死に動けば叶う!って信じてるから、死に物狂いになれるんでしょうね。
これからの経験で、あ、これが本当の死に物狂いか!って気づく事もあるだろうし、今は自分なりの死に物狂いで頑張りたいと思います。

いや、何回死に物狂いって言うねん!ってツッコみたくなるメンヘラみのある更新。ちょこちょこ笑って入ってるのが何か妙にメンヘラみ。これ、マジで受け止めきれなかった。

苦しみながらじゃないと夢は叶わない。
必死に動かないと夢は叶わない。
死にもの狂いで頑張らないと夢は叶わない。

命を犠牲に夢へ向かって走り続けていたのはとても光くんらしいけれど、「何かをするために何かを犠牲にしなくてもいいって思えるようになったのかもしれない」とまで余裕を持てるようになったことにほっとする。

命を削ることによる刹那的な輝きは、やっぱり危なげでもある。
余裕をもって、柔軟に、何も犠牲にせずに、全て手に入れたらいいんだよ!!ただ一つの願いが叶うなら!?Say!!\すべてを手に入れる!!!/
時効だと思って言うけど、この光る日常史上最高に衝撃的なvol.24が更新されたのが、某最年長のフライデーが出る2日前だったのが何かもうね。いやはや。
光くん、幸せになってね。

 

◆芝居


光くんが自分だってどんどん芝居に出たいのに山ちゃんにたくさん芝居の仕事が来て上いかれた、悔しかったって話。
2009年くらいかな!?多分オルトロス前。雑誌のメンバーへに質問!って企画で「どうやったら俺もドラマに出れますか?」って光くんが山ちゃんに聞いていて、これ聞かれたほうも困るのでは!?とハラハラしたことがあった。

今回の10000字、ちゃんと悔しいって言ってくれて嬉しかったなー。卑屈になったり嫉妬したり、そんなこともあるかもしれないけど、悔しいって誌面で言えるのはどこか健全な気がした。

ツアーのパンフレットで、芝居のほうへ行くかバラエティのほうへ行くか悩んでバラエティに決めたって書いてあったときは、バラエティをやっていきたいという前向きな気持ちは嬉しいけど、芝居を捨てられたことがショックだった。そしてそれ以前に、何故選ばなければいけないのか?選ぶ必要なんてないでしょ?という気持ちがこみ上げてきた。
だけど、選んだことで「楽になった」って言われたらもう何も言えなくて。自分が楽になるための選択なら、仕方ない。光くんが少しでも楽になれるなら。
でも、その前後に、孤食ロボットの話が来たとき「何で?」「演技は山田か裕翔じゃないの?」って思ったって言ってたこともショックだったな。

だから、今回ライターさんが「選ぶ必要はあったの?」って聞いてくれたのはとても嬉しかった。
そしたらもうちゃんと光くんの気持ちは変わっていて、1つに決めなくてもいい、何でもやろうと思ってると。安心した。
お芝居のこと「忘れなきゃいけないと思ってた」とまで思ってたなんて、それほどまでの犠牲精神、凄まじすぎるよ光くん!!!

私はねー悔しかった。いや、今も悔しい。
山ちゃんだけじゃない、裕翔くんだけじゃない、知念くんにも、大ちゃんにも、伊野ちゃんにも芝居の仕事が来てる、映画が来てる。
芝居といえば光くん!そんな気持ちでファンになったから、本当に今も悔しくてたまらない。

JUMPがドラマや映画に出るのはとても嬉しいから全部チェックしてるし、大ちゃんのコードブルーと伊野ちゃんのそし誰は特にめちゃくちゃ好きだったから、そこを喜ぶ気持ちは本当に純粋に持ってる。ハガレンもミセコドもー超楽しみ!!

だけど、やっぱり光くんにはどうして来ないの?光くんの演技力はこのまま殺されていくの?って悔しくて悔しくて仕方ない。

でもね、そこで強く言いたいのは、マネジメント側にもっと光くんに芝居仕事をください!…ってことももちろん言いたいけど、それよりも、光くん自身に、もっと芝居をやり続けたいって言ってね、思ってね!ってこと。
まずは光くん自身が、芝居はもういいや、忘れなきゃ、じゃなくて、素直にやりたい!ください!って思ってくれることが第一。
そのうえで、お芝居の仕事が来ることを祈ってる。
光くんの演技力とお芝居への集中力はね「八乙女革命」絶対に起こせるから。絶対!!!フィルターかかってるかかかってないかは、もう分かんないしどうでもいいよ。

 

◆記憶


最後に。
今回の10000字でも、1週間前に発売されたウィークリーステラでも、光くんがファンのことを憶えてるって話が出てきて、とても意外だったけど、やっぱり嬉しい!光くんが今でも特に憶えてると言っている、初めて手紙を渡した人とか、少クラの観覧に行ってた人が今も八乙女担をやっているなら素敵だ。私自身、自分よりもずっと前からのファンの方を、会場で見かけたりすると勝手に嬉しい。ストーカー気質。八乙女担担。

光くんってファンの話になると「JUMPのファン」っていう広ーいくくりで話すことがほとんどで、「八乙女担」について話してくれることってすごく少ない。私はそこが時々寂しくて。ウィークリーステラでも、自分の名前のうちわ「を」憶えてるんじゃなくて、自分の名前のうちわ「は」特に憶えてるって言ってたりとか。結構前だけど、自分のファンがJUMPのほかのメンバーに手を振ってたりしたら嬉しいとか言っていたこともあった。
「八乙女担」っていう感覚、概念があるのかないのかさえ分からない。

だから、今回の10000字で言っていた、この言葉はとても響いた。

本当に、俺すら忘れてくれてることまで全部、憶えててくれる。誰かの記憶に俺が少しでも残るなら、今日も頑張ろうって思えるんだよね。

 

天命だーーーーーー!
光くんをより多く記憶できるのは絶対に八乙女担だと思うから!!光くんがそう思ってくれてることがとっても嬉しい。
光くんの記憶。自分でも忘れないようにこれからもたくさんたくさん書き残していきたい。

 


光くん、10000字インタビューお疲れ様でした!!10000字分の光くんをありがとー!!!
ちなみに、11181字でした。やばい。